s_カネツ商事株式会社
代表
塩飽誠

カネツ商事株式会社 代表

1981年カネツ商事株式会社入社後、営業マンとして商品相場に携わる。29歳で広島支店長に就き、ブロック長を経て2003年に取締役に就任。関連会社の取締役、監査役を歴任し、2015年11月にカネツ商事株式会社代表取締役社長に就任。

現在の仕事についた経緯

私は学生時代、コーヒー豆の卸店でアルバイトをしていました。配達先のレストランのオーナーから、2店舗目は大豆相場と株で儲けてつくったのだと聞きました。そんな大金が儲かるのかと驚いて、そのオーナーから詳しく話を聞き、商品先物取引に興味を持ったのがきっかけです。
実は、私はそのとき、将来は相場師(投資家)になろうと考えました。そのためには相場のことを知らなければならない。相場を勉強するには、相場を扱う会社に入るのが一番だと考えました。それからは商品先物取引業の会社ばかり面接を受け、カネツ商事に入社しました。

仕事へのこだわり

私は負けん気が強く、入社当時から、同期の社員はもちろん、先輩社員もライバル視していました。
大阪支店に所属していた新人時代の目標は、営業成績において支店で一番になること。次はブロックで一番、更に全社で一番、最終的には業界で一番になることまで目論んでいました。
「全国の支店長を大阪支店のメンバーで占めよう」という夢もありました。
そもそも、自分は将来、相場師(投資家)になろうと思っていたので、相場のことをとにかく勉強しました。
金(ゴールド)や大豆がどういう要因で価格上昇・下落するのかといったことですが、相場とは、ときにセオリーとは全く異なる動きをするものです。その感覚は、1日、1週間で身につくものではありません。
ですから、長い時間をかけて相場と向き合ってきました。
実際にお客様に売るのは金でも大豆でもなく、「商品先物取引」という“実態のないもの”ですから、取引していただくには説得力が不可欠です。そのために、自分が売るもの(提供するサービス)の情報は、徹底的に頭に入れておかなければならないと思っています。

現在、営業マンから代表取締役に立場は変わりましたが、「誰にも負けない」という気持ちは変わりません。
入社当時のカネツ商事は、業界で売買高(※)が1位~5位でした。新人だった私は、これをダントツの1位にしたかったものです。それが、現在は12~13位。今は、まず、ひとつずつでも順位をあげたいです。
常に収益をあげる会社でいるためには、常にお客様の収益があがっていなければ成り得ません。お客様によりよいサービスや情報を提供し、満足して取引していただく。この「お客様との共存共栄」が当社の企業理念です。
また、共存共栄すべきは社員も同じで、会社が発展するためには、社員も一人ひとりが自己のスタイルをもって、満足して仕事に取り組むべきだと思います。

※取引所で売買が成立した数。売買高が高いということは、それだけ注文が出ているということ。

これから社会に出る若者へ

「若い時の苦労は買ってでもせよ」と言いますが、私は買ってまですることはないと思っています。ただし、苦労を厭わないこと。苦労と失敗をした分だけ、力と根性がつくものです。失敗を恐れ、恥ずかしがり、何もしないというのが最も悪いです。
また、何事にも逃げないこと。絶対に成功する、達成できると自分に言い聞かせ推し進める。自分と向き合って自分と対決するのです。昨日の自分と比べて今の自分はどうか、果たして過去の自分に勝っているのか、それを決めるのもまた自分なのですが、過去の自分をライバルとし挑戦し続けることが大切だと思います。

諦めない気持ちを強く持ってください。
自信をもって仕事に取り組んでください。ただし、過信は禁物です。経験を重ねても、常に謙虚な気持ちは忘れないでください。
仕事をそつなくこなすことは大事ですが、上っ面でカッコつけて仕事をしないこと。我武者羅にやった結果がカッコいいのが最高だと私は思います。