s_弁護士法人サリュ
代表
平岡将人

弁護士法人サリュ 代表

中央大学法学部法律学科卒業。平成26年に弁護士法人サリュの代表弁護士に就任。平成28年には長年にわたり交通事故の現場で温存されていた障害者に対する差別的な運用について是正する画期的な判決(東京高裁平成28年1月20日判決)を取る。著書としては、交通事故の被害者を取り巻く現状について問題提起と解決の糸口を明らかにした『虚像のトライアングル』。

現在の仕事についた経緯

無実の人間が公然と犯人扱いされた冤罪未遂・報道被害事件である松本サリン事件です。当時高校生であった私も、報道に接し、無実の人を犯人だと考えていました。その後誤報が判明したのですが、犯人扱いされた人はどのような日々を送っていたのか、そしてこれから送るのか、想像するに怖くなりました。人は、ある日突然に今までの生活を不条理に奪われることがあります。そのような人が日常を取り戻すためにする戦いを、ともに歩みたいと考え、弁護士を志しました。

仕事へのこだわり

法律家は、今ある法律やルールに沿って、証拠を集め、事実を証明し、主張を行う仕事です。しかし、多くの事件に関わっておりますと、法律そのものやルールそのものが不合理でおかしい、ということにぶつかることがあります。このような時には、法律そのもの、ルールそのものを『変えるべき』という発想を持つべきです。世の中のルールですから、弁護士個人で変えることができないことも多いでしょうが、それが在野の法律家である弁護士の役割の一つです。
もうひとつは、私は離婚事件と交通事故事件を数多く手がけてきました。いずれも、これからどう自分が生きていくのかを考え、ひとつひとつそのためのハードルをクリアしていくような事件類型です。このような事件では、将来と、現在の状況を相互に共有する必要があり、弁護士は法的知識を提供するだけでは不十分なのです。私たちの事務所では、『リーガルスタッフ』と呼ばれるクライアント専属の担当者と弁護士がチームを組んで事件に取り組みます。このチームとクライアントがトライアングルとなり、安定した信頼関係を維持し、情報を常に迅速に共有し、励まし合い、目的とするゴールまで一緒に歩き続けるのです。私は、「紛争」の解決には、このリーガルスタッフシステムが必要不可欠であると考えております。

これから社会に出る若者へ

今から10年後を想像してください。どのような想像をしましたか。活躍している未来が想像できましたか。しかし、あなたの10年後はその想像をずっと超える素晴らしい未来が拓けていると信じましょう。そのために、今この瞬間を大事にしてください。今を大事にする、とは熱意を注げ、ということです。今ある仕事に熱意をもって取り組んでください。今あなたの周りにいてくれる友人や先輩、後輩に熱意をもって接してください。恋人や家族を、熱意をもって大切にしてください。その積み重ねの結果が、必ず、今の立場や知識では想像もできない場所に、あなたを導いてくれるでしょう。