s_長府工産
代表
伊奈紀道

長府工産株式会社 代表

京都工芸繊維大学卒業後繊維関係の会社入社。1974年長府製作所入社、1983年同社退社。同年長府工産株式会社入社、1992年専務取締役就任、2005年9月同退任。2007年4月現職に就任現在に至る。

現在の仕事についた経緯

2005年当時から社長後継者不在の状態となり、社長(当時)の高齢化に伴い後継者未確定で社員の不安が増す中、業績の低迷もあり役員からの経営陣への復帰を強く請われる。当時の会社の状況を知り、共に歩んできた社員の気持ちを思うと役に立てるならと就任を決断。全社員が安心を取り戻し、仕事に専念出来る環境を実現することに新たな情熱を持つことができ、新たな会社創りに取り組むこととなる。

仕事へのこだわり

我々が社会に出た当時と現在は時代背景が大きく違うが、人生の中での仕事の位置付けは今とは一般的にも違っていたと言える。基本に置いていた仕事観は会社(組織)で働く限り、自己研鑽に励み担当業務の出来映えを最高にする事でやりがい感受出来ると考え実践してきた。諸々の不満があるなら辞めるべしとの考えを信条としてきた。私生活とのバランスも多少過度な影響も有ったかも知れないが致命的な事象は起きるこたは無かった。仕事の中でやりがいと達成感を得ることは40年余りをビジネスパーソンとして生きる最大の原動力と思う。企業経営に於いては、ステークホルダー全ての最適化を目指すべきと考える。とりわけ社員の幸せこそが顧客満足の原点と考え「従業員の物心両面の幸せを追求する」思いを実践している。その実現の前提として事業運営の透明性の担保、公正公平の厳格化、人材の育成を最優先行動規範としてぶれることなく内外に発信している。人材育成に於いては公平にチャンスを付与し、向上心に訴え社会に通用する力を付けることとする。評価基準は出来るだけ開示し、努力した者が報われる会社を目指す。組織にあって構成する個々人の尊厳をおとしめる言動、行為には峻厳に対処する。

これから社会に出る若者へ

まず、就職活動は「幸せ探し」と考え、特別な職種を目指す場合以外は対象企業の情報を限りなく正確に収集し自分のありのままのスタンスで望むことが大事。入社したら上長の指示命令(社会常識の範囲内)を素直に受け止め全力を傾注し実行することで、スキルアップを図ること。自らの責任を自覚し、仕事が不首尾に終わったときの責任の取り方は潔く非を認め、反省改善を語れる人となること。仕事は独りで成就する事はなく関係する周囲のスタッフの協力が有って初めて成就出来ることと深く認識し、周りの人に感謝の気持ちを言葉で伝えること。迷ったときは自分以外の人を幸せにする選択をすること。自ずと周囲にファンを創ることとなり、自らの仕事の出来映えはさらに良いものとなる。組織のあり方に帰する部分もあるが、自分の幸せは自分でつかみ取るもので、「組織が何かしてくれるだろう」の思いは間違いである。物言うときは可能な事をすべてやり尽くした上で堂々と意見、具申ができる人を目指すこと。